人の役に立つことが自分の存在価値を証明する術だった
だけど人の役に立っても幸せにはなれなかった
人の役に立たなかったら見捨てられる、嫌われる、呆れられる、私の価値はない、恐怖で覆われながらがむしゃらに頑張っていつもいつも不安だった
人の役に立つ、人の思う通りのことをする、それって人の便利屋だよね
私自身幸せになれるはずがない
出世している人を見てはうらやましくなり劣等感を感じる
最近ではMBAを一緒にやっていた女性が大手企業のCEOになったというニュースを耳にして劣等感や羨望やらで内心ドロドロぐちゃぐちゃだった
私なんて出世もせず小間使いで稼ぎも少ない
私の存在価値がなくなったような気がしたから
だけどよく考えてみたら
私はCEOがやりたいわけでもなし、人間にまみれて組織を動かしていきたいわけでもなし、お金は好きだけど日々忙しくして目を吊り上げてがっぽがっぽ稼ぎたいというのもかなり違う。
私がしたいことは・・・手作りとか丁寧に日々を暮らすこと。
自分が必要なものを自分で創り上げたい。
そして人の役に立ちたいというのは承認欲求だけじゃなくて人を笑顔にしたいから。人が優しい笑顔でいてくれたら私が幸せになれるから。これは小さいころからの私の夢かもしれない。周りにいる人が優しい笑顔でいてほしい。父と母を笑顔にできなかったから、自分の非力だと思い込んでずっと自分を責めてきたから、かなえられなかったことだから、周りの人に笑顔でいてほしい。
そんな願いもありつつ自分が行動すること。やってみたいこと。それはなんだろ?
ミシンを修理したところで裁縫にはまってみたい。母娘でおそろいの洋服着てみたい。ミシンで縫いたい。手で生み出したい。
会社経営でもなく、がっぽり大金持ちでもなく、ただ優しく丁寧な生活がしたい。