23年3月期からサステナビリティ情報を有価証券報告書で開示することが強制されるらしい。
SDG’s、ダイバーシティ、ジェンダー平等とか時流に乗って開示する情報として女性雇用、女性の重要ポストへの登用云々がスポットを浴びている。
有価証券報告書での開示例を見ると「ワーキングマザー比率」とやらを公然と記載している上場企業があるじゃないか。
ワーキングマザーって・・・
ワーキングファーザーとは言わないくせに。
「ワーキングマザー」が働きやすい環境ですって言いたいんでしょうけど、なんで女性だけにワーキングを付けるのか?人の親になっても女性も男性も労働するのに?
ワークの定義は何なんだ?ワーク=家の外で働く、家事労働以外の労働?
ワーキングマザーという特別枠を悪用する人が身近にいて不快な思いをしている人がワーキングマザーに対して罵詈雑言を投げる。
特別枠ってよろしくないよなー
そもそもワーキングマザーって言葉は、育児中の女性でも働きやすい環境を整えましょうという必要性が根底にあって出たもので、それは相手の事情を勘案しましょう、お互い事情があるから尊重しましょうというのが源流ではないのか?
だったらワーキングマザー枠をこしらえなくても多様性で包含できる概念ではないのか?
女性の社会進出が当然の日本(韓国も?)以外のアジアの国でこんな言葉あるんだろうか?少なくとも私が勤務経験のあるベトナムでこれと同等の言葉を聞いたことがない。
だって、子どもが居ようといまいと、育児しようとしまいと、女性が家庭の内外で働くのは当たり前の社会だから、だと思う。
そんなこんなでわが社のワーキングマザー比率は・・・なんて公然と言う会社はそもそも男尊女卑思想が根付いている会社で、わが社はそんな思想がありますと公言しているようなものだ、と思う。